債務整理の一環として、マイホームを裁判所によって売却される「競売」を選択される方も多いでしょう。お子さんの学区の事情や引っ越しをしたくないなどの理由で競売をためらっている人もいるかもしれませんが、そうするうちにも借金はどんどん膨れ上がってしまいます。

 

最近では、競売ではなく「リースバック」という方法をとる方も多いようです。

 

 

リースバックとは

リースバックとは、支援者などにマイホームを売却してその後支援者などに賃料を支払うことで、引き続きマイホームに住み続けられる制度のことです。では、リースバックは具体的にどのような仕組みで行うものなのでしょうか。

 

仲介業者との契約

リースバックの際に登場する人物は「債務者」(お金を借りている人)、「債権者」(借入先の金融機関。債権を譲渡している場合には保証会社)、「仲介業者」、そして「支援者」です。

 

債務者がなかなかお金の返済が困っているとなれば、まずは仲介業者に相談しましょう。仲介業者への相談の際には、住宅ローンをどの程度支払っているか、借金はどの程度残っているか、マイホームはどんな状況かなどをなるべく詳しく話しましょう。

 

相談内容をもとに、仲介業者が現地訪問をして査定をします。仲介業者が査定金額と賃料、買い戻し金額などの報告をしますので、それで了承できるようでしたら仲介業者と正式に専任媒介契約を締結します。

 

支援者探し

専任媒介契約が締結されたら次は支援探しですが、債務者が支援者探しをする必要はありません。

 

素人の債務者が支援者探しをすることはかなり困難ですので、仲介業者が一般投資家や投資会社、企業などへのアプローチを行ない、支援者探しをしてくれます。支援者が見つかっても、すぐに支援者にマイホームを売るわけではありませんで、その前に債権者との交渉を行わなければなりません。

 

債権者との交渉を行って、売却の許可を取り付けなければなりません。いくら支援者が見つかっても債権者が首を縦に振らなければ、売ることはできません。

 

ここまででおよそ1ヶ月から3ヶ月程度の期間を要します。

 

売買契約及び賃貸契約など

債権者から了承を取り付けたら、支援者、債務者、仲介業者でマイホームの売買契約を結び、同時に賃貸借契約や買い戻し条件の申し込みや契約もします。支援者からお金が手に入ったならば、そのお金を持って債権者のもとへ行き、所有権転移の手続きを行います。

 

その際、競売や差し押さえがなされそうな場合にはその取り下げと抵当権の抹消手続きも行ってくれます。

 

競売となると何かと問題点も多いのですが、リースバックであればいくらかマシな方法ともなります。ローンが払えないとなると一人で悩みがちですが、何とかして解決をしていきたいと考えるなら法律事務所に聞いてみるのも良いでしょう。

 

返済金が足りずにどうしようと頭を抱えてしまうと、闇金融でお金を借りてとりあえずの返済金を用意するといった方もいます。しかし、これでは根本的な解決にはならず、結局は闇金融から借りたことによって問題が大きくなるだけなので、返済に困ったとしても闇金融は利用しないようにしてください。

 

闇金融から逃れるのは困難

闇金融業者から借り入れを行った人は、それから逃れるのは困難です。法の道から外れる業者は、それを守る気は毛頭ありません。

 

貸し出し業者は、貸金業法や出資法などの法律の規定に、従わなくてはなりません。貸金業法の基準を正確にクリアするためには行政への登録が必要ですし、出資法の基準を満たす場合には、貸し出し時の金利を年利20%内におさえる必要があります。

 

これらの法律に反する貸し出しは刑事罰の対象であるため、特に危害が及ぶわけではないとお考えになるかもしれません。しかし闇金融業者の返済の強要は、生半可なものではありません。借り入れ者の嫌がることは何でもするのが悪徳業者です。人はご自分のみに関係することであれば耐えられます。それが、身近な存在へと危害が及ぶ場合には、いとも簡単に折れてしまうものです。

 

正常な精神状態であれば、法律に反する貸し出しを拒否することも可能であるかもしれません。しかし日夜に及ぶ業者の取り立てにより、精神状態を大きく崩される場合には、その様な貸し出しであっても業者の前に屈することになります。

 

よって闇金融業者に対する油断は禁物です。だれであっても深刻な事態へと陥る可能性があるため、しっかりと対策を採りたいものです。

 

正しい対処法で解決に向けて動けば闇金融問題をスムーズに片付けられるので、困ったときには闇金融専門の相談先に話を聞いてみると良いのです。